相続税を納付するときには、原則として現金にて一括払いをする必要があります。しかし、相続財産は現金やすぐに現金化することが出来る物だけではありません。中には現金化させることが難しい物を相続することになることがあります

このような場合には、現金の代わりに財産価値のある物を納めることが出来ます。この物を現金の代わりに納税することを物納と言います。

この物納によって相続税を納める時には、その物の価値は相続税評価額というものが適用されます。この相続税評価額は、一般的には市場で取引されている価格、つまり時価に比べると低くなってしまうことが多くなります

物納を行うことが出来る財産についてはいくつかの条件があります。まず日本国内にある相続財産であることが必要になります

さらに、物納に充てることが出来る財産には優先順位が合って、その優先順位が高い物がある場合には、優先順位が低い物を物納しようと思っても物納することが出来ません

優先順位が高いものとしては、国債や地方債、不動産、船舶、特定登録美術品があります。物によっては市場で売却をして現金を手に入れた後に相続税を支払った方が得になるケースがあります